曹洞宗は禅宗のひとつ

曹洞宗は禅宗のひとつ

曹洞宗は禅宗のひとつです。日本における禅宗は日本達磨宗・臨済宗・黄檗宗・普化宗・曹洞宗です。曹洞宗の特徴としてまずあげらえるのが黙照禅(もくしょうぜん)です。日本では曹洞宗の開祖、道元が始めた坐禅を臨済宗の修行法と大きく異なるため揶揄的に言われたのは黙照禅の始まりとされていますが、否定的な意味で使われていた期間は短い間で後に曹洞宗の禅風を表す言葉として使われるようになりました。

禅宗は大乗仏教の一派で、南インド出身の達磨が中国に入って教えを伝えて成立したと言われています。それから中国禅んは唐から宋にかけて発展していきましたが、明の時代に入ると衰退していきました。日本に純粋な伝来したのは禅宗が伝えられたのは鎌倉時代で、室町時代に禅宗は幕府の庇護の下で発展していきました。明治維新以降は、日本の禅が世界に伝えられていきました。

日本における禅

禅が中国から日本に伝えられたのは、公式には鎌倉時代の13世紀とされています。しかし平安時代の前期、9世紀に第52代嵯峨天皇皇后、橘嘉智子(たちばなかのこ)に招かれて唐の禅僧・義空が来日して檀林寺(だんりんじ)で禅の講義が行われましたが、その当時の日本での禅への関心の低さに失望して禅僧・義空はわずか数年で唐へ帰国したとする記録が残っています。

また、日本天台宗の宗祖、最澄の師で近江国分寺の行表(ぎょうひょう:最澄の師)は中国北宗の流れを汲んでいます。臨済禅の流れは中国の南宋に渡った栄西が日本に持ってかえってきたことから始まりました。曹洞禅も道元が中国に渡り中国で印可(悟りを得たことを証明して認可)を得て、日本に帰国することから始まりましたが、それ以前に平安時代末頃から大日房能忍(だいにちぼうのうにん)が多武峰(現:奈良県桜井市にある山)で日本達磨宗を開いていた事が知られています。曹洞宗の懐鑑、義介たちは元日本達磨宗の僧侶であったことが知られています。

鎌倉時代以後に、武士や庶民などを中心に広まっていき、各地に禅寺(禅宗寺院・禅林)が建てられるようになりました。また、五山文学や水墨画のように禅僧による文化芸術活動が盛んに行われていきました。

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禅の教義とは?!

中国で成立した禅宗は、本質的に教義を否定する傾向がありましたが、日本の多くの宗派では比叡山の影響の大きく見られます。

禅の教義には、全ての人が例外なく自分自身の内面に本来そなえている仏性と呼ばれる仏の性質・本性を再発見するために、坐禅と呼ばれる姿勢を正して坐った状態で精神統一をして、禅定(ぜんじょう)によって心を乱されない力をつける修行を継続するなかで、仏教的真理に直に接する体験を経ることを手段としています。そしてその経験に基づいて新たな価値観を開拓することを目指します。

そうして得た悟りから連想される智慧をもって生滅の因縁を明らかにして、次いで因縁を滅ぼして苦しみの六道(※)を解脱して悟りに至り、その後に一切の衆生(生命あるものすべて)を導くことを目的としています。そのため師家が修行者に面と向かって臨機応変に指導する以外には、言葉を使わずに直に本性を指し示す道であるとされています。

坐禅は、姿勢を正して坐った状態で精神統一をする禅の基本的な修行法で、目を閉じて思考する瞑想と坐禅はまったく別概念です。

坐法の仕方

場所は暑すぎず寒すぎない場所で行い、坐る際には坐禅用のクッションの坐蒲(ざふ)を使用します。坐蒲がない場合には座布団を二つ折りにしても代用することもあります。曹洞宗では面壁で行い、臨済宗では壁を背にして座ります。

  • ①姿勢、呼吸、心をととのええます。(調身、調息、調心)
  • ②足の組み方は結跏趺坐(けっかふざ)または半跏趺坐(はんかふざ)で行います。どちらの方法で行っても、両足と尻との3点でつり合いよくすわれます。
結跏趺坐のやり方…
左ももの上に右足を乗せて、右かかとを腹に近づけます。次に右ももの上に左足を乗せます。
半跏趺坐のやり方…
左足のみを右ももに乗せるのが半跏趺坐です。
  • ③手は法界定印(ほっかいじょういん)を組みます。右掌を上に向け、その上に左掌を上にして重ねます。両手の親指先端をかすかに合わせます。
  • ④目は半開き。そして視線は1m程度先で落とします。
  • ⑤あごを引き、舌は前歯の付け根に軽く触れるようにして口を軽く結びます。
  • ⑥肩の力を抜いて、背筋を伸ばします。腰は引き気味で腹を少し前に突き出します。鼻とヘソが相対するようにします。
  • ⑦呼吸は自然にまかせて呼吸します。丹田からゆっくり吸って、丹田から吐き出します。(医学的に坐禅中は呼吸がゆっくりになることが観察されています)
  • ⑧一回の坐禅は「一炷」(線香一本が燃焼する時間。約45分~ 1時間)を一単位としています。

集中が乱れてくると姿勢が前屈みになるといいます。寺院では坐禅を行う者の背後に直堂と呼ばれる監督者が巡回して、姿勢の崩れた者の肩を警策(曹洞宗:きょうさく、臨済宗:けいさく)で打って警告を与えます。

眠気が出た場合には「身を揺らしたり、目を張ります。それでも眠い時には、手を引いて目を拭きます。

また一炷ごとに畳から降りて、作法に則って僧堂周囲の廊下をしばらく歩行して体の凝りを取って、眠気を払います。このことを経行(きんひん)と呼びます。

禅宗寺院での坐禅は僧堂内で行われますが、流儀によって庭といった屋外でも行われます。そのための坐禅石を庭園に配した寺院もあるほどです。また夜坐と称して、夜間に坐禅を行う道場もあります。

六道とは?!

六道は仏教では6種類の迷いがある世界のことを指していて、迷いがあるものが輪廻するという世界のことをいいます。仏教では、輪廻を死後に趣く世界ではなくて、心の状態として捉えています。たとえば、天道界に趣けば、心の状態が天道のような状態になり、地獄界に趣けば、心の状態が地獄のような状態である、と解釈されています。

天道(てんどう、天上道、天界道ともいわれる)

天道…
天道は天人(神々や天人が住む最上位)が住む世界のことをいいます。天人は人間よりも優れた存在とされていて、寿命は非常に長く、また苦しみも人間道に比べてほとんどないとされています。

空を飛ぶことができて、享楽のうちに生涯を過ごすといわれています。しかし、煩悩から解き放たれていないため、仏教に出会うこともないため解脱もできません。天人が死を迎えるときは5つの変化が現れます。5つの変化のことを五衰(天人五衰)と称して、体が垢に塗れて悪臭を放って、脇から汗が出て自分の居場所を好まなくなり、頭の上の花が萎むとされています。

人間道…
人間道は人間が住む世界です。四苦八苦に悩まされる苦しみの大きい世界ですが、苦しみが続くばかりではなく楽しみもあるとされています。また、唯一自力で仏教に出会える世界なので、解脱して仏になりうるという救いもある世界です。
修羅道…
修羅道は阿修羅の住む世界です。修羅は終始戦っていて争いあうとされています。苦しみや怒りが絶えませんが地獄のような場所ではなく、苦しみは自らに帰結するところが大きい世界です。
畜生道…
畜生道は牛馬といった畜生の世界です。ほとんど本能だけで生きていて、使役されなされるがままという点からは自力で仏の教えを得ることの出来ない状態で、救いの少ない世界とされています。
餓鬼道…
餓鬼道は餓鬼の世界です。餓鬼は腹が膨れた姿の鬼です。食べ物を口に入れようとすると火となってしまって餓えと渇きに悩まされます。他人を慮らなかったために餓鬼になった例があります。旧暦の7月15日の施餓鬼はこの餓鬼を救うために行われます。
地獄道…
地獄道は罪を償わせるための世界です。仏教世界観の中で最下層に位置する世界です。一般的に大いなる罪悪を犯した者が死後に生まれる世界とされています。
マイブームよ、どこだ